操作性抜群の7枚合板『PG7 NXD』試打レビュー。ドライブもミートも自由自在
2026年06月25日
卓球王国2026年8月号別冊「卓球グッズ2026」誌上で、ニッタクイチオシギアとして紹介された『PG7 NXD』。2025年に発売された『H301 NXD』に続く、ニッタクと中国・紅双喜社とのコラボラケットだ。操作性の高い7枚合板として、同誌でも実業団・東京ガス卓球部の試打者から相次いで高評価を受けていたが、今回は、卓球王国編集部で試打を行ってみた。
打ってみた第一印象は「非常に心地良い」。7枚合板と聞くと、ズシッとした重厚なものをイメージする人が多いかもしれないが、この『PG7 NXD』は、とてもライトで軽快な使用感だ。平均重量は86gと、最近のラケットにしては軽めの部類。それに加えて、厚さ6.3mmという7枚合板としては薄めのブレードが生む「しなり感」が、ほど良い球持ちを実現している。
少しスイングスピードを上げてドライブを打ってみると、非常に回転がよくかかる。インパクト時に板がグッとボールをつかむため、しっかりとラバーに噛ませてからドライブを発射することが可能。とにかくボールの「つかみ損ない」が発生しにくいので、ドライブの安定度を高めたい中級者には強くおすすめできる。

打球のスピード感はそれほどないが、強く回転のかかったドライブを何本でもコンスタントに連打できるため、少し下がり目の位置でのラリーを好む両ハンドドライブ型には、かなりマッチするだろう。ボールのクセを出したいなら、『キョウヒョウ3国狂ブルー』や『ジェネクションV2C』といった、やや重量感のある粘着・微粘着ラバーを合わせると良さそうだ。
しかし、この『PG7 NXD』は「ドライブ専用機」ではない。ミート打法でのボールのつかみと弾き出しも抜群に良いため、前陣速攻用としてもかなり優秀なラケットになり得る。『ジェネクション』『ファスターク G-1』といった、ミートとドライブの両方に向いた裏ソフトや、『モリストSP』のような攻撃的な表ソフトを貼れば、プレーの安定感と高い得点力を兼備した1本になるだろう。軽量なので、前陣での両ハンドの切り替えも楽々とできる。
つまり、ベストマッチしそうなプレーヤーのタイプは、①両ハンドの安定感と回転量にこだわるドライブ型、②ミートとドライブの二刀流で戦う前陣速攻型……という印象。また、戦型にかかわらず、操作性が抜群なので、入門用のラケットを卒業した選手が「2本目のラケット」として選択し、技術の向上を図るのにも向くだろう。特に、今回試打を行った『ブラスタック』との組み合わせは、そうした用途にバッチリ合う。

回転がかけやすく、ミートもできるマルチな7枚合板。特殊素材入りラケットからでも、5枚合板からでも違和感なく移行できて、すぐに慣れることができる秀逸な1本だと感じた。
試打・文:卓球王国編集部 小川勇気

PG7 NXD
合板構成:木材7枚
重量:86±g
板厚:6.3mm
グリップ:FL
ブレードサイズ:157×150mm
グリップサイズ:100×25mm
税込価格:¥15,400
