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世界卓球団体決勝で勝利した日本女子史上初のカットマン。橋本帆乃香のギア

2026年07月31日

世界で輝いたニッタクギアを橋本帆乃香が語る

 2026年4〜5月、ロンドンで開催された世界卓球(世界選手権大会)団体戦。日本女子代表は決勝へ進み、絶対王者・中国と対峙した。マッチカウント1-1と緊迫した空気の中、日本の3番手として橋本帆乃香がコートに立つ。対戦相手は世界ランキング7位のサウスポー、蒯曼(クアイ・マン)。橋本にとって、これが初の世界選手権・決勝の舞台だった。

 しかし、彼女の心に臆する気持ちなど微塵もなかった。蒯曼が放つ猛烈な強打を、切れ味鋭いカットで何球でも拾い、隙を見せれば一転して鋭い反撃を見せる。会場全体が感嘆し、そして沈黙した。

 そして第4ゲーム、橋本は蒯曼を11–8で破り、日本に貴重な白星をもたらした。これは、歴代の日本女子選手の中で、世界選手権の決勝という最高峰の舞台において、シングルスで勝利を挙げた「史上初のカットマン」という偉業の瞬間だった。歴史にその名を刻んだ橋本帆乃香。彼女の世界的快挙を支えたのは、ニッタクの用具だった。世界の頂点で共に戦い抜いた相棒について、橋本自身に語ってもらった。

フォア裏ソフト
「カットの安定と
強烈な反撃の万能ラバー」

キョウヒョウ3国狂ブルー

▶中国製裏ソフトラバー
▶特厚のみ
▶スポンジ硬度:42.5(ニッタク硬度)
▶¥19,800円(税込)

「フォアの裏ソフトは高校2年の時に『キョウヒョウ』に変えました。相手にとってやりづらい(特有の癖がある)ボールが出る、というのが理由です。 裏ソフトには、スマッシュなどのミート系打法やドライブといった『攻撃のやりやすさ』を求める一方で、カットの時には『弾みすぎないこと』も必要です。その両方を高い次元で叶えてくれる万能なラバーとして、絶大な信頼を置いています」

バック表ソフト
「自分から変化を作り

仕掛けられる」

ドナックル

▶変化系表ソフトラバー
▶超極薄・極薄・中
▶スポンジ硬度:32.5(ニッタク硬度)
▶¥5,280円(税込)

「『ドナックル』は極薄のスポンジを使用していて、自分から『切る・切らない』の変化をつけやすく、チャンスがあれば自ら攻撃も仕掛けられるラバーです。 サイドスピンをかけるツッツキも非常にやりやすく、世界卓球の決勝でも、相手は私のバック面のカットやツッツキをあからさまに嫌がっているのが分かりました。このラバーは攻撃するとナックルになり、相手はネットミスが多くなります」

ラケット
「硬質な木材。薄さとしなり
が生む理想の弧線」

剛力スーパーカット

▶木材7枚
▶重量:105±g
▶板厚:4.9㎜
▶ブレード大きさ:165×156㎜
▶¥36,300円(税込)

「私が求めるのは『自分の手に近い感覚で打てるラケット』です。ラケットはずっと『剛力』シリーズを愛用しています。最初は通常の『剛力』で、その後、いろいろ試しましたが、最終的にこの『剛力スーパーカット』に落ち着きました。 個性の強い硬い木を使っているので、一見すると弾みそうに思えますが、意外なほど飛ばないんです。板が薄くて心地よくしなってくれるため、直線的に飛ぶというよりは、相手コートに深く収まる『きれいな弾道(弧線)』が出るイメージがありますね」

シューズ
「激しい前後左右の動きでも
足が絶対にブレない」

ムービングエース

▶22.5〜29.0㎝ 14サイズ
▶¥19,800円(税込)

「このシューズのフィット感は本当に気に入っています。カットマンは左右の大きなフットワークに加え、前後のダッシュなど激しく動き回ります。 床を捉えたときに足や体へ直接伝わる衝撃が少ないこと、そして何より、シューズの中で足がズレないこと。この2つの重要な要素を高いレベルでクリアしている『ムービングエース』は、私のプレーに欠かせない一足です」