世界選手権ドーハ大会で躍進した2人のニッタク契約選手、伊藤美誠(スターツ)と大藤沙月（ミキハウス）。

　男女を通じて日本勢としてシングルスでただひとりメダルを獲得した伊藤美誠。準々決勝で7連敗中だった王芸迪（中国）戦で見せた多彩なテクニック、そして目にも止まらぬ速さの連続スマッシュは、世界を見渡しても伊藤だけにしかできないプレーだ。

　その伊藤が使うギアはラケット、ラバーともニッタク製品。ラケットは自身の名が付いている『伊藤美誠カーボン』、ラバーはフォア面は不動のベストセラー『ファスターク G-1』を貼り、バック面には卓球王国用具売り上げランキングの表ソフトで常に上位に君臨する『モリストSP』を使用。

　長く愛用するギアは伊藤の手となり、繊細なタッチを要する台上技術や得点力の高いスマッシュやバックハンドを可能にしている。

　初出場ながら女子シングルスで準々決勝に進み、女王・孫穎莎（中国）と激しい打撃戦を演じた大藤。混合ダブルスでは、パリ五輪銀メダルの北朝鮮ペア、世界ランキング1位で今大会第1シードの中国ペアを下して、銀メダルを手にするなど、「大藤フィーバー」を巻き起こした。

　小柄ながら前陣、中陣、そして後陣とダイナミックなフットワークを生かしてどこからでもパワフルなドライブを放つ大藤。その大藤の足元を支えるのがニッタクとヨネックスが共同開発した『ムービングエアロ』。生地の重なりや縫い目のないシームレスアッパーは、軽量化に加えて屈曲時の足当たりを抑制するなど、柔軟な設計で快適な履き心地を約束するシューズだ。