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『ジェネクション V2C』の実力と魅力を試打者が語る!

2025年06月17日

 2025年4月のリリースから2カ月が経過し、好調な売れ行きを見せている『ジェネクション V2C』。まだ購入・使用に踏み切れていないというプレーヤーたちのために、今回は試打者のレビューをお届けしよう。(試打協力:東京ガス卓球部)

試打に使用したラケットはKVC3を搭載したアウタータイプの『暁炎』。もう片面には『キョウヒョウ8-80パワー』を貼った

Tester’s Comments

青山昇太選手(東京ガス)
「バックハンドと前陣に優位性」

 打球感は柔らかめに感じました。球持ちが良く、バックでの使用に向いているように思います。前陣でのプレーの優位性が高いですね。

野頭佑生選手(東京ガス)
「台上技術とカウンターが良い」

 打球感は硬めで、回転が非常に良くかかります。ストップ、フリックなどの台上技術、カウンター、伸ばしなどが特にやりやすかったです。台上技術が苦手な人、カウンターをしたい人、回転を強くかけたい人に向いていると思います。

南波裕輝選手(東京ガス)
「バックで回転をかけたい人に向く」

 硬さは中間的で、ほどよい弾みを感じました。初めて粘着ラバーを使う人にはかなりおすすめできます。バック面で使用した時に感覚が良く、バック系の技術で積極的に回転をかけていきたい人に向いていると思います。

宇佐美拓矢選手(東京ガス)
「カットでも攻撃でもいける」

 私はカットマンですが、カットでも良い感触でした。打球感は硬めですが、球持ちの良さがあります。それほど強い粘着性は感じませんが、攻撃もしやすかったですね。回転と弾みのバランスが良いです。

楊奇真さん(卓球王国用具診断士)
「カウンターとストップが好感触」

 硬めの打球感ですが、粘着の感覚で球が上に伸びるイメージがあります。回転がよくかかりますね。カウンターやループドライブ、フリック、ストップ、逆回転サービスなどがやりやすかったです。フォアでゴリゴリに攻めたい人、逆回転サービスが得意な人に向くと思います。カウンターの感覚を身につけたい人や、レシーブのストップが止まらなくて困っている人にも合うでしょう。

粒形状や粒間隔といったトップシートの構造は前作『ジェネクション』を継承しながら、微粘着性を付与。より幅広い技術に対応できる万能型ラバーとなったのが『ジェネクション V2C』だ

【総括】
すべての技術に隙のない
ハイレベル・オールラウンドギア

 打球感については、硬めに感じる選手と柔らかめに感じる選手に分かれた。スイングスピードが速く、インパクトの強いパワータイプの選手であれば柔らかめに、ボールタッチが繊細で、テクニカルにプレーするタイプには硬めに感じられるものと思われる。
 粘着性については、それほど強いものではないが、確かな「つかみ」が感じられ、ボールが上に行く感覚がある。初代『ジェネクション』は前方への推進力のあるラバーだったが、『V2C』は上方へ「上がる」のが特徴で、ドライブにより確実な弧線を出したいプレーヤーに向いている。また、カウンターの精度の高さも特長として上げる選手が多かった。
 微粘着性の効用で、ストップ・ツッツキ・チキータといった台上技術やサービスに関しては、おしなべて好感触というコメントが得られた。回転力と制球力を軸に戦いたいプレーヤーにとって、心強い味方になってくれるだろう。
 筆者も試打を行ったが、一番頼りがいがあると思ったのは、打点が落ちた時のループドライブ。しっかりボールが上がってくれるので、相手からのツッツキで多少逆を突かれたり、差し込まれたりした時にも慌てる必要がないのはうれしい。
 ハイレベルな攻防の中で、よりオールラウンドに隙なく戦いたいプレーヤーにとってベストマッチなラバーと言えるだろう(卓球王国編集部・小川勇気)

ジェネクション V2C
¥10,780(税抜¥9,800)
厚・特厚
スポンジ硬度 42.5
(ドイツ基準:52.5)