WTTで輝きを放ち続ける橋本帆乃香。今季2度目の栄冠を手にした橋本帆乃香のギア
2025年09月02日

4月のWTTコンテンダー太原に続いて、7月のWTTコンテンダー ラゴスの女子シングルスで優勝し、今季2度目の栄冠を手にしたニッタク契約選手の橋本帆乃香(デンソーポラリス)。
第2シードで挑んだ同大会では、1回戦から準決勝までの4試合で1ゲームも落とすことなく勝ち上がると、決勝では好調のアクラ(インド)を4‐1でシャットアウト。守備範囲の広いカットと積極的な攻撃でその強さを見せつけた。橋本はこの優勝で、国際大会での対外国選手の連勝記録を37に伸ばすなど(その後の大会で41連勝まで更新)、中国選手を含む外国選手に圧倒的な強さを見せている。

また、橋本はWTT USスマッシュで王芸迪、WTTヨーロッパスマッシュで銭天一、王芸迪と中国選手を破り、9月2日付けの世界ランキングで12位となり、日本選手で4番目の位置まで上がってきている。
その橋本を支えているのは、ラケット『剛力』、ラバー『キョウヒョウ3国狂ブルー』&『ドナックル』。そしてシューズはニッタクとヨネックスの共同開発で生まれた『ムービングエース』。ウォールナットを使用した『剛力』は相手の強打に押されずに正確なカットを可能にし、自らの攻撃では重く威力のある打球が出せる。
ラバーはフォア面に粘着性の『キョウヒョウ3国狂ブルー』で切る、切らないの変化を付け、バック面の『ドナックル』は粒高に近い粒形状を持つ変化系表ソフトで、粒高の効果と表ソフトの性能を備える。橋本の『ドナックル』でのツッツキとカットの変化、そして隙を見てのバックハンドスマッシュに対抗できる選手はいなかった。



そして、縦横無尽にコート全面を動く橋本のプレーに欠かすことができなのがシューズだ。『ムービングエース』は前後左右の細かいステップが不可欠の卓球のフットワークを分析し、足入れ感やミッドソールの厚み、インソールの硬度を調整し、最適化を図った。この新感覚のシューズも橋本のプレーを足元から支えている大切なギアだ。
