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おかえり、ひな! 早田ひながパリ五輪での故障からの復帰後、国際大会で初優勝。WTTチャンピオンズ フランクフルト2025

2025年11月18日

決勝はライバルとの大激闘
WTTの優勝は1年4カ月ぶり

 去る2025年11月4〜9日にドイツ・フランクフルトで開催された「WTTチャンピオンズ フランクフルト2025」で、日本の早田ひな(日本生命/ニッタク契約選手)が優勝を飾った。

 24年8月のパリオリンピックの大会中に左腕を故障した早田は、その後ずっと、故障の再発の不安と戦いながらプレーを続けてきた。25年1月には全日本選手権で女子シングルスを制したものの、しばらくWTTなどの国際大会では頂点から遠ざかっていたが、ついに返り咲きを果たした。24年6月の「WTTスターコンテンダー リュブリャナ2024」以来、実に1年4カ月ぶりの戴冠だった。

 今大会の早田は1回戦で強敵・朱芊曦(韓国)とのフルゲームの熱戦を制して波に乗り、2回戦では李恩惠(韓国)、準々決勝ではA.ディアス(プエルトリコ)を連破。準決勝は長年のダブルスパートナーでもある伊藤美誠(日本)とのクロスゲームに勝利し、決勝へ駒を進めた。


 決勝の相手は、つい2週間前にも「WTTスターコンテンダー ロンドン2025」で決勝戦を戦い、フルゲームの9-11で敗れている張本美和(日本)。約半月後に巡ってきたライバルとの再戦は、またもやフルゲームにもつれる大激戦となり、今度は早田が11-9で勝ち切った。

 「この大舞台で、2人(張本選手と自分)の素晴らしいプレーを皆さんに見ていただいて感謝しています」と、優勝後のコートサイドインタビューで開口一番、激闘を戦い抜いた充実感を表現した早田。この復活優勝を足がかりに、さらなる高みへ向かって駆け上ってほしい。

早田ひな 使用用具

ラケット:Hina Hayata H2

フォア面ラバー:キョウヒョウ3国狂ブルー

どんな時も努力を惜しまない早田ひな選手を、ニッタクはこれからも応援していきます