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全日本に吹いたサラ旋風!
「お姉ちゃん」大野紗蘭、大躍進の冬

2026年02月10日

 大野紗蘭(おおの・さら=希望が丘高2年/ニッタク契約選手)にとって、今年の全日本(天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)および全農杯 2026年全日本卓球選手権大会(ダブルスの部))は飛躍のステージとなった。

 一般シングルスでは、中森帆南(中国電力ライシス)や田村美佳(十六フィナンシャルグループ)といった実業団の有力選手を次々に破ってベスト16入り。これまで自身、2回戦が最高だった同種目で、いきなりの全日本ランカーとなった。

 ジュニアでも、自己最高は2023年の4回戦進出(ベスト32)だったが、今回は一気にベスト8入り。女子ダブルスにおいても、石田心美(石田卓球N+/ニッタク契約選手)と組んだペアで4回戦に進み、麻生麗名/笹尾明日香(日本生命=25年全日本ダブルス優勝)とゲームオールジュースの大激戦を繰り広げるなど、その実力が、日本のトップレベルに引けを取らないところまで上昇していることを証明した。

一般女子シングルス4回戦では、スーパーシードの原田杏菜(豊田自動織機/奥)をゲームオールの大接戦の末に破る

 「自分でもびっくりするくらい良い成績が残せてよかったです。もともとラリーが得意だったんですけど、それが今大会でも良くて、点数につなげることができました。来年の全日本選手権ではもっともっと上を目指して頑張ります」とは、一般シングルスを戦い終えたあとの、大野本人のフレッシュなコメント。

 得意のバックハンドを中心にした粘り強いラリーが得点源。パワーやスピード一辺倒ではなく、時に緩急を織り交ぜるクレバーな組み立てのプレーで、シニアの経験豊かな選手たちをも翻弄した。

「お手本にしているのは早田ひな選手(日本生命=23・24・25年全日本女王/ニッタク契約選手)。私はバックのほうが得意なので、フォアは早田選手を参考にさせてもらい、真似しています」(大野)

 これまで双子の弟、颯真(そうま=木下アカデミー・25年全中優勝/ニッタク契約選手)と斗真(とうま=野田学園中・24年全日本カデット13歳以下優勝/ニッタク契約選手)の活躍の影に隠れていた印象の紗蘭だったが、「お姉ちゃんも強い!」を存分にアピールした全日本となった。今後の活躍にも、大いに期待したい。

中学2年の妹分・石田心美(右)と組んだダブルスでも4回戦に進出し、前年大会の優勝ペアをあと一歩まで追い詰める大健闘を見せた